MAi MATE  エージェントの作り方 作成のヒント

MAi MATE

エージェントを作る際には4つの条件を選択することになります。

私も作製するにあたり迷うところが多くあったので是非参考にして頂けたら幸いです。

通貨ペアの選択

通貨ペアとは、取引を行う2ヵ国の通貨の組み合わせのことです。

FXは2つの異なる国の通貨を売買し、利益・損失が生じる取引です。そのため「米ドルだけを買う」「円だけを売る」のではなく、「米ドル/円を買う」「米ドル/円を売る」といったように、通貨がペアになった考え方をします。

FX初心者におすすめな通貨ペアの選び方

FXでは「この通貨ペアが一番稼げる」と断言することはできません。

なじみのある国・通貨であれば、複数の情報源から社会情勢などを知ることができ、それが取引に役立ちます。

反対に、マイナーな通貨は情報を取得しにくいので、予想外の値動きに翻弄されやすくなる可能性があります。そのため、FX初心者の場合は避けたほうが良いでしょう。

メジャーな通貨ペアにも種類がありますが、最初に選ぶ通貨ペアとしておすすめできるのは、次のような特徴をもったペアです。

  • 取引量が多い
  • 適度なボラティリティがある

米ドル/円

取引金額:1位
ボラティリティ: 0.5%程度(1日の変動率)

これからFXを始める人にとって、一番取引しやすいといえる通貨ペアは米ドル/円です。

日本とアメリカの情報は入手しやすく、適度なボラティリティもあり、取引量も多いため初心者におすすめです。また、日本時間だけではなく、欧州・米国時間にも活発に売買されているので好きな時間帯で取引を行いやすいという特徴もあります。

ユーロ/米ドル

取引金額:4位
ボラティリティ: 0.6%程度(1日の変動率)

直近1年間の取引金額は4番目、非対円取引では1番の取引金額の通貨ペアであり、日本時間は緩やかな値動きですが、欧州時間にかけて値動きが活発になってきます。

また、一度トレンドができると、それが持続傾向にあるのも特徴です。ユーロ圏と米国の金融政策や経済動向に敏感な方には特におすすめです。

ユーロ/円

取引金額:5位
ボラティリティ: 0.6%程度(1日の変動率)

クロス通貨(ドルを介在しないもの)の中でおすすめなのがユーロ/円です。
比較的トレンドが出やすく、変則的な動きが少ないという特徴があります。

米ドル/円以外で円が含まれている通貨ペアを探している方にはとてもおすすめです。

テクニカル指標の選択

テクニカル指標は「エージェント」に対して学習させる情報です。複数あるパラメーターの中から状況に応じて選択し、学習材料としてインプットします。6つのテクニカル指標から選択が可能です。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、単純移動平均線を中心として、その上下に標準偏差に基づく線を引いて値動きの変動幅(バンド)を示したものです。

標準偏差とはデータのばらつきの度合いを示す統計学的な値で、データのばらつきが大きいと標準偏差の値は大きくなり、ボリンジャーバンドの幅も大きくなります。逆にデータのばらつきが小さいと標準偏差の値は小さくなり、ボリンジャーバンドの幅も小さくなります。従って、バンドが拡大していれば値動きが大きくなっており、縮小していれば値動きは小さくなっていると判断することができます。

標準偏差範囲内に価格が納まる確率
+-1α約68%
+-2α約95%
+-3α約99%

この図では円高が急激に進んでおり+3α近くまで来ており、+2αを超えたらドルの買われすぎと判断し、売却する等の判断材料となります。

RSI

RSIとは、テクニカルチャートのひとつで、「Relative Strength Index」の頭文字をとった略語です。日本語に訳すと「相対力指数」になります。要するに、買われすぎか、売られすぎかを判断するための指標として利用されています。
RSIは、過去一定期間の上げ幅(前日比)の合計を、同じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計を足した数字で割って、100を掛けたものです。いくら値上がり、値下がりしたかはRSIでは判断できません。数値は0~100で表され、一般的に70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断されます。

エンベロープ

一般的には、エンベロープの上限・下限をトレンドの反転のポイントとして売買サインに用いたり、支持・抵抗の目安として用います。これは、移動平均線からある程度乖離した価格は、移動平均線へ回帰されるという考えからきています。

移動平均線からの乖離といった意味では、「ボリンジャーバンド」がありますが、ボリンジャーバンドの各ラインは、標準偏差を使って算出され価格変動が大きくなるとバンドの幅が広がったり、変動が小さくなると幅が縮まったりと相場の変動に伴ってラインの広がりや縮まりがありますが、エンベロープにはそれがありません。単純に、中心ラインの25日移動平均線に平行線が引かれたものとなります。

MACD

MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、「マックディー」と読みます。日本語に訳すと移動平均収束拡散となります。移動平均線を応用したテクニカルの手法で、2つの移動平均線を使用して、買いと売りのタイミングを判断することができます。移動平均線は一般的に使用されるSMA(単純移動平均線)と異なり、昨日や今日といった直近の価格の比重が重いEMA(指数平滑移動平均線)を使用します。MACDは数あるテクニカル手法の中でも比較的精度が高いとされ、特に新規売買のシグナルとトレンドの方向性を認識するのに有効とされています。

移動平均

移動平均線は、あらゆるテクニカル指標のなかで最もポピュラーで幅広く用いられており、今日使われているほとんどのトレンドフォロー型トレード・システムの基礎を成しています。

基本的にはトレンド追随型分析手法であり、トレンドの開始やトレンドの終了・反転を確認したり、シグナルを見つけたりする手法です。

ゴールデンクロス(上昇傾向に転じる点)、デッドクロス(下落傾向に転じる点)等を確認することができます。

ストキャスティクス

オシレーター系と呼ばれるチャート分析の一種で、株価のある一定期間の変動幅と終値の関係から、相場の相対的な強弱の勢い、いわゆる「売られすぎ」や「買われすぎ」を示す指標です。
チャートは%K(Fast)と%D(Slow)の2本の線で表され、数値は0%から100%の範囲で推移します。
%Kラインは相場に対して敏感に動き、対して%Dラインは%Kラインよりも遅く動きますが、より重要とされているのは%Dラインです。
一般的には20~30%以下で売られすぎ、70~80%以上で買われすぎと判断しますが、相場の勢いが強い場合には、20%や80%を突破することもあります。
また、チャートは、%Kが%Dを上から下にクロスした場合は売りシグナル、下から上にクロスした場合には買いシグナルと見ることもできます。

ニュースを選択

ニュースはテクニカル指標同様にエージェントに与える情報です。ここでの情報はソースは「トムソン・ロイター市場心理指数(以下、TRMI情報)」です。

  1. マーケット状況:売られすぎ買われすぎなど現在の市況に関係した情報。
  2. マーケットアナリストの相場予測:アナリストによる相場見込みは買い売りどちらが優勢なのか等で構成。
  3. ネット上の感情的表現:ネット上の阿鼻叫喚含む感情的表現を収集。
  4. 規制等の外的要因:ニュース頻度は少ないものの、金利や規制等の為替に影響を与える外的要因情報を集約。

教育方針を選択

これは学習させる情報ではなく「エージェント」が同じ金額の利益又は損失を出した時の報酬バランスを決めるものです。「エージェント」はこの報酬を最大化しようと学習し続け、進化していきます。

例えば「リターン重視」の「エージェント」が利益を出した時のトレードは「バランス」と比べてより高い報酬が与えられます。一方で損失を出した時のトレードは「バランス」と比べて甘い評価となり減点も少ないため損失を恐れないトレードをします。

あなた好みの「エージェント」を育成するために決定しましょう。

損失を出すことを恐れずにリターンを追求する「エージェント」にしたい場合には「リターン重視」を選べばよいということです。

最後に

5つ目はエージェントの名前になりますので愛着のある名前をつけてあげましょう。

MAi MATEのはじめ方については別の記事でまとめていますのでそちらを確認してみてください。

あなたも個性豊かなエージェントを育ててみませんか?ついでに沢山稼いでもらいましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました